冷え性の最大の原因はやはり血行不良ですが他に体内中での熱生産や冷えの貯蔵などさまざまなキーポイントがあります。冷え性が最も現れやすいのは下腹部です。
手足だと思われがちですが、手足はよく動かすところなので筋肉の収縮、弛緩に伴って物理的に血液の循環が促されます。それに対して、下腹部は運動量が少ないので、一度冷えると血のめぐりが悪くなります。 特に女性の場合は、下腹部に子宮や卵巣などの臓器があるため 構造が複雑で、血液が滞りがちになりやすいのです。他にも腎臓や肝臓の働きの低下が大きく影響するので、男性も決して油断は出来ません。
又、人間の体温の約3分の1を作り出すのが筋肉です。筋肉量が少ないと自然と熱の生産量が少なくなり冷えやすい体質になってしまいます。
さらに体の熱は心臓から送り出される血液の循環によっても造られますが、心臓のポンプの力が弱いと末端にまで血液が行きにくくなり、手足の先端部分などに冷えを感じるようになります。やはり、貧血や低血圧と冷え性との関係は大でしょう。加えて、ストレスやホルモンバランスの不安定による自律神経の崩れが冷え性の大きな一因にもなります。これらを改善する事により、冷え性を克服する事は可能となります。