冷え性そのものは、病気というわけではありませんが、冷え性をけっして軽くみていてはいけません。体の冷えは、体内の消化毛器系や内臓、その他のあらゆる機能を低下させる原因となります。
冷え性から引き起こされる可能性がある病気の代表格が、アレルギー性疾患です。
アレルギー性疾患でよくみられる症状が、花粉症や子供のアトピーなどです。これらの病気には、冷え性からくる免疫力の低下が大きく関係しています。
アレルギー性疾患以外には、膀胱炎や慢性の関節リュウマチなどの病気があります。
冷え性になると、下半身から足先にかけて冷たくなります。「足は第二の心臓」とも呼ばれているほど、健康を左右する大事な部分です。冷え性になると、足がむくみやすく、リンパの流れが悪くなります。女性の下半身の冷えが多くみられるのは、自分の足に合わないハイヒールやブーツなどをはいて、足をしめつけて血液循環が悪くなり、足の神経や感覚が鈍くなることが原因のひとつとなっています。
昔から「頭寒足熱」と言いますが、とくに冬の寒い季節には、足を温めることで冷え性を改善できます。
自宅で簡単にできる冷え性の改善法は、足湯です。足湯は塩をひとつまみ入れて、ゆっくりとつかります。足だけでなく、全身があたたまり、血行が促進されます。風邪をひいて入浴ができないときも、夜寝る前の足湯で体が温まり、自然な睡眠が促されます。自律神経のバランスを整える作用もあり、ストレス解消にもオススメです。