女性に冷え性の人が多いと言われていますが、女性特有のホルモンのバランスが大きく関係しています。
女性ホルモンのバランスが乱れると、自律神経の働きにも大きく影響します。
自律神経は、精神的なストレスを受けるとダメージを受けやすく、心身の疲労から自律神経のバランスを崩すと、さまざまな病気を引き起こす原因となります。
女性ホルモンと自律神経、この2つの働きが衰えると、生理が不規則になったり、生理痛が起きたり、排卵にも影響して、ひどくなると婦人科系の病気を引き起こすことがあります。とくに妊娠の可能性がある人、妊娠してる人は体の冷えには要注意です。
無理なダイエットと冷え性は、深い関係があります。度が行き過ぎた食事制限は、生理不順の原因にもなります。低血圧の人や栄養が偏っている人は、通常よりも血液を運びだす力が弱まり、血液循環やリンパ液の働きにも悪影響を及ぼします。血のめぐりが悪くなると、体内にまんべんなく血液が行き渡らなくなり、冷え性を引き起こしてしまいます。
冷え性になると、基礎代謝量が減少して、やせにくく太りやすい体質になります。
女性ホルモンのバランスが悪いときは、漢方による処方で冷えの原因を根本的に治すことができれば、自然と冷えも改善されていくようになります。
普段から、あまり冷たい飲み物を飲まないようにすること、ウォーキングなどの有酸素運動を適度に取り入れて、体を冷やさない工夫を心がけましょう。