冷え性を改善するためには、食生活を今一度見直して、体を冷やす食べ物を摂ることを控えて、体を温める食材を摂るように心がける必要があります。
体の外側から温めることはもちろん大切ですが、いくら一生懸命体の外側から温めて、体の冷えを改善しても、体の内側が冷えていては、なにもなりません。
中国の陰陽五行説によると、この世に存在するすべてのものには、すべて陰と陽に分けられると説いています。食材も同じように陰の食べ物があれば、陽の食べ物があります。食材の陰陽は、簡単に言えば、体を冷やす作用のある食材が陰、体を温める作用のある食材が陽に分類されます。
陽性の食材を摂って、食べ物から得られるエネルギーで体を温めて、体質改善していくことを食養生と言います。体の外側からと内側から身体を温める工夫をして、冷え性を改善していきましょう。
血液の循環が悪くなって、血液ドロドロの状態になると、体を温めるだけでは冷えは改善されません。アルカリ性食品を積極的に摂り、血液サラサラの状態にして、血液縦貫やリンパ液の流れをよくすることによって、冷えが改善されるようになります。
陽性の食材は、太陽の恵みを受けた食べ物です。とくに、野菜には陽性の食材が多く、健康維持のためにも積極的に取り入れたいですね。
陽性の食材には、寒い地域や涼しい地域で採れる野菜、根っこの野菜のように地下にまっすぐ下に伸びる野菜がオススメです。その中でも、自然薯やしょうがは体をあっためる食べ物の代表格です。