末端冷え性対策に効果的な食事について、ご説明しましょう。
末端冷え性は、一般的な冷え性よりも少し症状が進んだ段階です。
食生活で気をつける点は、体を冷やす食べ物を減らして、体を温める食事を摂ることです。
また、冬の寒い時期だけに、食生活に気を配るのではなく、年間を通して食生活に十分配慮する必要があります。
冷え性は、冬の寒い時期だけの特有の症状ではありません。夏にも冷え性になる人がいます。室内にエアコンをガンガンきかせて、1日のうちでまったく汗をかかないのは、どこか不自然です。自然と体内の熱が吸い取られてしまい、体は冷え切ってしまいます。そして、冷蔵庫で冷やした麦茶に氷をたくさん入れて飲み、冷凍庫で冷たく冷やしたアイスクリームやかき氷を食べて、スイカを食べていたら、冷え性になるのはごく当然のことです。
末端冷え性の人は、夏の過ごし方にも十分注意しなければなりません。冷たい飲み物から熱い飲み物に替えるだけでも、冷え性が少しずつ改善されてきますので、気長に取り組んで、冷え性を治していきたいものです。
冷え性を改善するには、食材選びが大切です。
炒め物のメニューを取り入れるなら、ネギ・ショウガ・ニンニクなどの香味野菜をふんだんに取り入れましょう。とくに、中華料理がオススメです。
冬の旬の野菜は、陽の食べ物が多く、ごぼう・れんこん・にんじん・大根など、根菜類をつとめて食べるように心がけましょう。冬のあったかメニューには、ぶり大根やふろふき大根がオススメです。大根をじっくり煮込んで、だしの味が大根にしっかりとしみ込んで、おいしくいただけます。
根菜類をふんだんに使った野菜スープもオススメです。体の芯から温めてくれて、健康維持できます。