冷え性の原因には、ストレスが大きく関係しています。ストレスは、精神的な感情が強く刺激された状態を言います。ストレスがたまると、気力が衰えて自然治癒力が次第に弱くなります。さらに、体が冷えると自然治癒力の低下により、免疫力も下がります。
ストレスは、脳内にある視床下部という部分と関係がありますが、実は冷え性とも大きな関わりを持っています。
視床下部は、もに自律神経をコントロールする役割を果たしていますが、精神的なストレスがかかると、自律神経の働きが乱れて血管が収縮して、血液の流れにも悪影響を及ぼすようになります。
極端に言えば、ストレスがかかると、血流にも支障をきたすことになります。そのため、冷え性になりやすくなります。ストレスと冷えは、間接的につながりがあると言えます。
ストレスがない人は、まずいないと思いますが、少々ストレスを感じることがあっても、ある程度は自力で修復することができます。ただし、極度にストレス状態になると、末梢血管が収縮して、血流が急激に悪い状態になり、手足や腰が冷えるようになります。
ストレスをやわらげるには、緊張した精神をときほぐして、心身のリラクゼーションを心がけることです。香りのよいハーブティーを飲んだり、お風呂にゆっくりつかってのんびりとした時間を過ごすのもいいですね。いい音楽を聴いて、気持ちを楽にすることは、心身のリラクゼーション効果を高めるとともに、冷えの改善にもつながります。